危険なホスト様に恋して
 
ぼーっと見てると


トントントン


とまた叩いて、指を下に向けた。


彼は“開けて”と言っているようだった。


隼人はそれに気づいたのかロック解除した。


なんだろう…、この人にはすごいオーラが出てる。


目が離せないって言うか…
見てしまうって言うか…


よく分かんないけど


すると彼はロック解除された車のドアを開けて笑って


「何してんの?」


そう言った。


すると後ろから顔を出した優也が


「おまえには関係ないだろ!楽しいとこを邪魔するな!」


と言いドアを閉めようとしたが彼によってふさがれた。


「彼女泣いてるよ?ヤるならうまくしねぇと」


そう言って彼はあたしを引きずり下ろして思いっきりドアを閉めた。


車を見ると隼人が悔しそうにエンジンを掛けて車は走りだした。


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