危険なホスト様に恋して
 
あたし達は雑誌に書かれてあった通りに行った。


「あ!ここだ!」


咲が指を指したそこには…


“Club RAIN”


と書かれていた。


「鈴音!!2階だって!」


そう言ってエレベーターのボタンを押す。


チーンッ


エレベーターの扉が開き中へ入る。


2と書かれてあるボタンを押した。


「あぁ〜!ヤバイ!心臓が…」


「じゃあ帰る?」


「鈴音のアホッ!帰る訳ないでしょっ!!!」


アホだって。


あたしアホだって。


チーンッ


2階に着いたという知らせをする音に咲はビクっとしながらも深呼吸をし、


「よし!行くよ」


そう言って歩く。


はぁ。
今夜はあたし飲めそうにないな。


咲の子守り当番ぽいわ…



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