危険なホスト様に恋して
あたしが携帯をイジってたら…
「ご指名ありがとうございます。雨条蓮です」
ようやく咲お目当ての蓮さんが来た。
一言で言うと蓮さんは超クール。
こりゃ、売れるわな。
今流行りのつり目やし、自分の顔使いが分かってる。
蓮さんはあたしの隣に座ってきた。
あたしと目が合うとニコっと微笑む。
何か…う〜ん…
うん。あたし蓮さん無理っ!
この嘘っぽい笑いが嫌!!!
隣の咲を見ると諒くんとは違う目でジロジロ見ている。
「何か頼んだ?」
はいっ。営業〜きたよ。
その笑顔で言われたら皆くっそ高いのバンバン頼むんやろな〜。
「まだ頼んでないです。」
「じゃあ、何にする?」
と言いメニュー表をあたし達に渡す。
「あたしウーロン茶で」
「えっ?鈴音飲まないの?」
「何か体調悪くて…」
って嘘だよ!!!!!!
咲の介護さんにならないといけないから飲みたくても飲めないんだよ!
バーカッ