危険なホスト様に恋して
「ね〜1人?」
歩いている途中で男が話し掛けてきた。
「ちょっとだけでいいから遊ばない?」
あぁ〜あ!!!!!!!
今忙しいのっ!!!!
あたしは歩いてた足を止めた。
「ごめんけど他あたってくれる?」
あたしは彼に笑って返すとまた歩き出した。
「俺は君がいいの♪」
彼はそう言って腕を掴む。
「放してッ!」
「放さない」
彼は笑う。
キモッ。クサッ。
あたしは掴まれた腕をブンブンにふる。
そうしてると…
「こいつ俺のだから」
そう言って誰かが後ろから抱き締めてきた。
すると彼は諦めて腕を放し逃げて行った。
「おまえどんだけ声かけられてんだよ」
この声はさっき聞いた声…。
でも…まさかねぇ…。
そう思いながら後ろを向く。