危険なホスト様に恋して
3話 風邪で狂う私
「鈴音おはよ♪あれ?気分でも悪いの?」
昨日はあれから寝る事が出来ず、ずっと雑誌を読んでた。
昨日の晩は肌寒かったせいもあり、今日は体調不良。
「あ!!昨日どこ行ってたの!!!!」
「色々〜。」
「心配したんだかんね!」
意味分かんね〜。
帰ってくんなゆうたのは咲からじゃん!!!!
それにあの酔いじゃあ絶対心配もくそもないだろ!!!
「でね?今日も着いて来てくれない?」
「はっ?」
「今日の朝蓮くんが話したい事があるって電話きたの」
はぁぁぁあああ??
何故それを昨日言わない訳?
完全に営業でしょ?
こりゃ、完璧ヤバイな。
「あたしは行かないって言ったよね?」
「言ったけど…「絶対行かないから!!!昨日1日で15万だよ?好きになるのは勝手だけど金まで出して逢いに行くような男か?」
「うん!!!!」
おいっ!即答かよ…!!!!
「はぁ…」
「もういい!!うち1人で行く!!!」
はっ?はっ?
はぁぁぁあああ??
咲、何言うてんの?
昨日1人で帰れんぐらいベロベロに酔うたんちゃうんか?おいっ!!!!
咲は拗ねたように口を膨らませ蓮くんにメールを打っている。
はぁ…
「分かった!でも2万までね!」
「いいよ、嫌なら来なくても」
こりゃ、完全にキレちゃったよ…。