危険なホスト様に恋して
4話 痛む心の答え
「やっと起きたか」
隣を見ると秀幸がいる。
「今何時?」
「朝の5時だけど」
時計を見ながら言う秀幸。
5時ぃぃぃいいいい〜?
あたしいつまで寝てんだろ・・
「大丈夫か?」
そう言って秀幸はあたしのおでこと秀幸のおでこを合わせた。
何か・・昨日もこんな事あったのに今はものすごく恥ずかしい。
顔が真っ赤に腫れそう・・
「昨日よりは下がったな」
そう言う秀幸はさっきより少し明るかった。
「よし、帰るか」
そう言って座ってた秀幸は立ち上がり、そっと横になってたあたしを起こす。
「キャッ」
秀幸はあたしを軽々と抱き上げた。
お姫様抱っこというやつをされてるあたし。
人生で初・・。
恥ずかしすぎて死にそうっす
あたしは恥ずかしさを隠す為、バタバタと足を動かす。