危険なホスト様に恋して
 
秀幸はあたしを抱えたまま店を出て、秀幸の車だと思われる黒のセルシオの前で止まる。


そして鍵をポケットから出して、開ける。


あたしを助席へそっと下ろし、ドアを閉める。


そして車を回って秀幸も乗る。


「はぁ・・。」


「何?」


「おまえ重て〜んだよ」


は?はっ?はっー?


「下ろしてって言ったのに下ろしてくれなかったじゃん」


「ま、ダイエット頑張れよ」


うぎゃああああああああ


ムカつく、ムカつく!!!!


1回しばいてもいいですか?


ねぇ?いいですか?


ウザすぎてたまりませんわ!


年頃の女に向かって・・


そんなの分かってますよー


はい。はい。


痩せればいいんでしょ?


覚えとけよ!


このカス男!





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