忘れない日々
「なに?」
下から睨み付けるように、担任を見上げると少し上の目線から怒号が飛んできた。
なにやらガミガミ言ってるけど、大半は聞いてない。
聞く必要がない。
将来に何も残らないし、今のところ残すつもりもないあたしに、一生懸命何かを説いてくれたとて…何の意味も成さないのは自分が一番よく分かってる。
「お母さんに迷惑かけたら駄目だって、何回言わせるの?学費払ってくれてるのは、お母さんでしょ」
その一節だけが妙に苛ついて、今度は渾身の力をこめて担任を睨み付けた。
「あたしはあんなん母親だとも思ってないよ。学費払ってるんが何?って聞きたいね。」
一言だけ吐き捨てて、遅刻届を担任から引ったくる。
下から睨み付けるように、担任を見上げると少し上の目線から怒号が飛んできた。
なにやらガミガミ言ってるけど、大半は聞いてない。
聞く必要がない。
将来に何も残らないし、今のところ残すつもりもないあたしに、一生懸命何かを説いてくれたとて…何の意味も成さないのは自分が一番よく分かってる。
「お母さんに迷惑かけたら駄目だって、何回言わせるの?学費払ってくれてるのは、お母さんでしょ」
その一節だけが妙に苛ついて、今度は渾身の力をこめて担任を睨み付けた。
「あたしはあんなん母親だとも思ってないよ。学費払ってるんが何?って聞きたいね。」
一言だけ吐き捨てて、遅刻届を担任から引ったくる。