きっと ずっと もっと。
「……コーちゃんが、好き……?」
呆然とするあたしに、頷いた担任は、
「誰よりも“幼馴染み”に拘っていたのはお前だよ」
あたしの“気付かない振り”を、くだらないプライドだと暴いていく。
――あぁ、そっか。
認めてしまえば、壊れてしまいそうで怖かった。
“幼馴染み”としてさえ傍に居れなくなるのが嫌だった。
早く大人になりたいと願いながら、誰よりも子供で居たかったのは“あたし”だったんだ……。
担任に言われるまで、蓋をしていたあたしの想い。
いつからか気付かないふりをしていた、あたしの本音。
一度認めてしまえば、それは容易(たやす)く受け入れる事が出来た。
呆然とするあたしに、頷いた担任は、
「誰よりも“幼馴染み”に拘っていたのはお前だよ」
あたしの“気付かない振り”を、くだらないプライドだと暴いていく。
――あぁ、そっか。
認めてしまえば、壊れてしまいそうで怖かった。
“幼馴染み”としてさえ傍に居れなくなるのが嫌だった。
早く大人になりたいと願いながら、誰よりも子供で居たかったのは“あたし”だったんだ……。
担任に言われるまで、蓋をしていたあたしの想い。
いつからか気付かないふりをしていた、あたしの本音。
一度認めてしまえば、それは容易(たやす)く受け入れる事が出来た。