きっと ずっと もっと。
担任の思い通りに動くのは癪だけど、一度認めてしまった想いはあたしの中で急速に膨らんでいく。
気付いたらあたしは携帯を手にしていて、コーちゃんのメモリを呼び出していた。
発信ボタンを押す、指先が震える。
今まで感じた事のない感覚。
意を決して指に力をこめる。
繋がるまでのコール音。それが途切れたと同時に、耳元に低い声。
『――友里、どうした?』
「……っ、」
18年間聞き慣れた筈のその声に、上手く言葉が出ない。
気付いたらあたしは携帯を手にしていて、コーちゃんのメモリを呼び出していた。
発信ボタンを押す、指先が震える。
今まで感じた事のない感覚。
意を決して指に力をこめる。
繋がるまでのコール音。それが途切れたと同時に、耳元に低い声。
『――友里、どうした?』
「……っ、」
18年間聞き慣れた筈のその声に、上手く言葉が出ない。