私のだいすきな貴方へ。
でも先輩は反対方向だから駅のホームで電車を待っているその時間が好きだった。

ネクタイを緩めてカバンを背負っている先輩。

わたしの中の「スキ」がどんどん大きくなる。

先輩は全然笑わない。

だけど、だけど…

あのとき初めて先輩の笑顔を見た。
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