悪魔と少女とkissマーク




『体調が悪かったんですか?
僕でよかったら保健室使えるようにしますけど』



あ…ヤバイ

私、体調悪くないんですけどっ…




とは言えず


「ひ、貧血で今日ちょっとくらくらしていて
それでベッドに横になりたかっただけなんで…」



慌てて手を振っていつもの事なんで~

っぽいアピール




本当は貧血なんて一度もなったことがないけれど
私の中で貧血って言葉に憧れがあるから使ってみただけ



『あ、じゃあ保健室開けるから1時間だけでも横になっていったほうがいいよ』



そう言って私を保健室の前まで連れてくると
職員室から鍵を取ってきて保健室の鍵を開けてくれた




私はその間うっとりしながら先生を思う存分眺めていた





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