悪魔と少女とkissマーク
『刹那お前スゲェことやったな!』
俺を呼びに来た騎士っつーのが
昔からの悪友だったりする
「…なにが?」
『人間の女落としたんだろ?
いいよなぁ~人間の女の子は純粋で
可愛い?』
「…なんで知ってる?」
俺は怪訝な顔をしてそいつを見た
確か処罰は
勝手に契約を結んだ事だ
それ以外のことは重要機密として扱われているはずだが…
そこまで考えていたら
聞く暇も無いままに広間の前まで着いてしまった
『何でって…今日はそのために呼ばれたのですよ
刹那殿下』
わざと普段は使わない丁寧な言葉ではぐらかしたと思ったら
俺は広間の中へ押し入れられた
ワァァァ
…俺が広間に入ったとたん
辺りは大歓声に包まれた
「は…?」
訳が分からない
どう考えたって
今から俺の処罰を行うような空気じゃない