悪魔と少女とkissマーク



『刹那お前スゲェことやったな!』


俺を呼びに来た騎士っつーのが
昔からの悪友だったりする


「…なにが?」



『人間の女落としたんだろ?
いいよなぁ~人間の女の子は純粋で
可愛い?』


「…なんで知ってる?」

俺は怪訝な顔をしてそいつを見た



確か処罰は
勝手に契約を結んだ事だ


それ以外のことは重要機密として扱われているはずだが…



そこまで考えていたら
聞く暇も無いままに広間の前まで着いてしまった



『何でって…今日はそのために呼ばれたのですよ
刹那殿下』


わざと普段は使わない丁寧な言葉ではぐらかしたと思ったら

俺は広間の中へ押し入れられた



ワァァァ



…俺が広間に入ったとたん
辺りは大歓声に包まれた



「は…?」


訳が分からない



どう考えたって
今から俺の処罰を行うような空気じゃない



< 303 / 317 >

この作品をシェア

pagetop