悪魔と少女とkissマーク
ようやく唇を離した悪魔は
うっすらと口角をつりあげた
『分かった?魔法なんか使わなくったってお前は俺に勝てねんだよ』
私の唇を親指でなぞりながら
小さい子にでも言い聞かせるような喋り方で私に刻み込んだ
「さっ…最低っ!!」
最低な上に
こいつは極度の変態だ
キーンコーンカーンコーン…
予鈴が鳴って
私がそれに気をとられている間に
悪魔の姿は私の前からいなくなっていた
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