悪魔と少女とkissマーク






「え…キャァ!…」



ドスッ




背中が保健室の白いシーツの上につく

腕は両方とも悪魔の腕にがっしりと捕まえられていて
足も動かないように押さえつけられている




「ちょっと…刹那、どういうこと…」




怖い…


これ、本当に刹那?



だって…こんなどす黒いオーラを持っている悪魔なんて見たことが無かった



『お前…俺がっ…』




ドキッ

とした


いつもニヤッとした笑顔しか見せない悪魔が







…辛そうな

顔をしていたから…





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