いつか会える日まで
「ドキドキしてる?」

意外な彼からの言葉に静かに頷く。



「俺もだよ…」


「えっ?」

思わず浜益くんの方に顔を向けると今にも唇が触れそうな位置にあった。



「ほら…」


彼が私の腕を掴んで自分の左胸に当てた。



ドキドキ―…

一定のリズムで刻まれる音は少し早く動いていた。






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