いつか会える日まで

彼女は和史と付き合う前の彼氏をまだ引きずっていた。


和史もそれを気づかぬフリをしていた。




でも、元カレが他の子と付き合いだして、嫉妬をした彼女はその当て付けで和史に当たった。


「情けないけど、女には手を出せなかった」と和史は寂しく言った。

大好きだったバスケも彼女の当て付けで脚をケガして辞めざるを得なかった。





嫉妬、ヤキモチが時には何を生むのか和史は知っていた。







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