いつか会える日まで
「おはよう!」
和史が元気良く部屋へ入ってきた。
「オハ。ね…」
「なに?」
「その…」
「なんだよ!」
「しーちゃんと連絡とってんの?」
「イヤ…特に…」
「不安なんじゃない?アメリカっていう誰も知り合いがいない地で…怖いと思うよ…」
「アイツはそんな柔じゃない。」
「………」
「もし本当にアイツが淋しくて、怖いと言うなら俺は今すぐにでもアメリカへ行くよ。」
ここまで和史に言わせるしーちゃんってやっぱ、凄い。