いつか会える日まで



「はい……」


「私、佐絵って言うんです。陽の双子の妹…」


双子にしては似てない。


「陽、家ではあなたの話ばかりしていたの。」


「……言えなかった…突然過ぎるよ…」


「…?」


「"死"ぬなんて、早過ぎるよ。私たち、やりたいこと一杯あんじゃん。1人じゃ意味ないんだって!」


気付けば陽に縋って、泣いている自分がいた。









< 285 / 317 >

この作品をシェア

pagetop