いつか会える日まで
寝ようとしたとき可菜から電話が掛かってきた。



「はい」

『いきなり電話してごめん…』
可菜の声は暗かった。

「大丈夫だよ」

『陽から聞いたよ…』

「何を?」

『この間さ、学校休んだ日…陽んちにいたんだ…』

「えっ…」

『やっぱり…なんで嘘ついたの?なんで…?』

「それは…」

『……』
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