お嬢様は元ヤンキー!?




「そーぉ?」

「そうですわ。
こいつ性格悪くないですこと?」

「あぁー。
それは分かるかも。

でも初めて会った時から奏斗、性格が裏だったからそんなに気にならないかも。」

「そうですか。
渚ちゃんは優しいですわね。」

「へ?」

「奏斗の性格に裏があると知ったのは小学2年生の時でしたかしらね。」

「えっと、ちょっと待って!!!!
優奈と奏斗ってどういう関係!?」

「幼なじみですわ。
小等部の頃何しても負けた事はなかったのに奏斗に算数のテストで負けてしまって…

あの時ホントに悔しかったですわ。」

「へっへぇー…ι

優奈は知ってるの?
奏斗の性格に裏が出来た理由。」

「さぁ?
あまり聞いたこともないですけど、
きっと幼い頃から大人達の回りにいたから自然と表と裏が出来てしまったんでしょうね。」

「そう…かもね。

クラスの子とか、表の顔で騒いでいるけど私は奏斗には裏の顔の方があってると思うな…」




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