お嬢様は元ヤンキー!?




「えっと…3506…3506…

あ。
あった!!!!」


――――――ガチャ


「わーキレーイ!!!!」

「狭っ…」

「ホテルに文句言っちゃダメでしょ…ι」

「だって狭くね?
寮の部屋より狭いじゃん。」


確かに。
寮の部屋よりは少し小さいかも。

ちなみに妃ちゃんが言ってたお風呂やご飯の噂は全部ただの噂でした☆


「緒方、6時に1階のロビーだから。」

「分かった」

それだけ言うと奏斗は部屋に入って行った。

「暇だなぁ…」


特にすることもなくとりあえずベランダに出てみた。


「うわー!!!
高ーい!!!」

さすが35階…
風が凄いんだけど…


あ…
そういえば蓮(弟)がサッカーで大阪行くってお母さんからメールきてたっけ。

久しぶりに電話でもしてみるか…

携帯取り出して蓮の名前を探す。

蓮…
蓮…
蓮…

…発見ー♪

――――――プルルルルルル

――――――プルルルルルル

――――――プ《はい。》
出るの早っ

「あ。蓮?」

《おー、姉貴?》

「うん。
今ね、大阪居るんだけど、
蓮今どこ?」




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