お嬢様は元ヤンキー!?
「だからぁ、それが【好き】って事なの!!」
「えぇー…
絶対ないよー。」
「(天然…)………。」
今は教室で妃ちゃんとガールズトーク中♪
「…あ!!!
やばっ!!次の理解移動だ!!ι
渚ちゃん行こっ!!!」
「えっ!!ι
ちょっ…ちょっと待って!!」
時間的にもヤバかったので走って理科室に行こうとした。
「渚ちゃん急げっ!!」
次の角曲がったら理科室…
――――――――ドンッ
「わっ!?」
「キャッ!!!」
走るのに夢中で前を見てたかった。
「――…ぃたた…ι」
「あのっ!!
ごめんなさいっ!!!大丈夫ですかっ!?」
「あっ大丈夫です!!
こっちこそごめんなさい。ちょっと急いでて…」
わぁ…
すっごい《女の子》って感じ…
少し茶色のかかった癖のあるショートカット。
「あ…
私、長谷部 真綾-ハセベ マアヤ-っていいます。」
「緒方 渚です。渚って呼んでね♪」
「うん。真綾って呼んで♪」
わー…
笑った顔まで可愛すぎ!!
「渚ちゃん?
…え!!どうしたの?
というか、早く行かなきゃ遅刻扱いだよっ!!」