お嬢様は元ヤンキー!?
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「あっちゃ~…
結構大降りになってきたなぁ…
奏斗傘持ってるよね?」
「あぁ。」
「じゃ、行こっか。」
傘をさして帰ろうとした瞬間――…
「あれっ?
渚ぁー!!!奏斗ぉーっ♪」
「――…真綾…」
最近実はあんまり真綾と話してないんだよね…
何処と無く気まずいし…
「2人揃って今帰り?」
「う、うん。真綾は?」
「私も今から帰るのー♪
そうだ。ちょうど良かった。
私傘忘れちゃって…
奏斗入れてくれない?」
「あ…あぁ。いいよ。」
「じゃ行こっか♪」
奏斗…
真綾の前では表なんだ…
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暫く歩いてから真綾が口を開いた。
「そうだ奏斗!今度何処か遊びに行かない?」
「え…(めんどくさ…)。」
「ダメェ?」
「――…いいよ」
「やったぁ♪
ね、ねっ!どこ行くぅー?」
そういえば前から真綾言ってたっけ。『奏斗と遊びに行きたい。』って――…
にしても――……
奏斗…、真綾と何処か行くんだ…
「わっ、私行くとこあるから!」
「えぇ~!そうなの?」
「うん。じゃあまた明日ね。」
「うん!バイバーイ♪」