お嬢様は元ヤンキー!?
………。
何か長谷部(真綾)が可哀想に思えてきた…ι
本人すっげぇ落ち込んでるし…
「藤原。
真綾の荷物は後日送ってもらえるように言ってくれるかな。」
「あぁ。わかった。」
「ありがとう。
ほら真綾。家帰るぞ。」
「……はーい…」
「それじゃ、お世話になりました。
いくぞ真綾。」
「あっ!あのっ!!!」
「ん?」
――…渚?
――――――――――――
―――――――――――
~空港~
「本当にありがとう。
こんな所まで来てもらって。」
「いえ!
言い出したのは私ですし!!」
「ありがとう。
真綾、俺手続きしてくるからちょっと待ってて。」
あの後、空港まで行くと行ってお見送りに来た。
「――…ったく。何で俺まで…」
めんどくさそーな奏斗を引っ張って。
「いいじゃん♪
もしかしたら一生会えないかもしれないし。」
本当はちょっとでも一緒にいたいだけだけど。
多分本人は分かってないよね。
「渚。」
「真綾?」
「あのね…
本当にごめんなさい…
あの…その…ブラウスも…」
「あ…ι//」
すっかり忘れてたけどブラウス破れたまんまで来てたんだ…ι
奏斗の上着羽織ってたから気付かなかった…ι