お嬢様は元ヤンキー!?
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「こんなとこに門なんてあったんだね。」
現在、奏斗に連れてきてもらって裏門にいます。
「まぁな。ここから入るの教師ぐらいだし。」
「へー…」
「ほら、行くぞ。」
懐中電灯を持って歩き始めた奏斗の後を追う。
校舎に入って見たけど、正直言って一人で来たら本当に迷っていたかもしれない…
ここが何処か分からない…
「ねぇ、奏斗。
ここってどの辺り?」
「ん?…さぁ?
中等部辺りじゃね?」
「えっ!!まさかこの学園全部見回りするのっ!?」
「アホか。
んなことしてたら日が明ける。」
「じゃあ、高等部だけ?」
「あぁ。」
よかった…
高等部見回りするのも嫌なのに、学園全部見回りするなんて考えられないよね。
この学園広いし。
それ以前に…
・・・
初等部とかなんか出そう…
うん。
まじで幽霊系は無理だよね。
なんか恐いし。
……っていうか…
「「………」」
……………沈黙。
話すことがない…
チラッと奏斗の方を見た。
…もー…
カッコよすぎ…
好きだから余計こんな事思っちゃうのかな…
早く告白しよっかな…
もう、好きすぎておかしくなりそうだよ…
…ん?
ちょっと待て。
なんか私一方的に好き好き言ってるけど、
奏斗って好きな人いるの…?
うゎ…
考えた事もなかった…
なんか急に不安になってきた…
好きな人いたらどうしよう…
私、玉砕決定!?
そんなの嫌ーっ!!!!!