お嬢様は元ヤンキー!?




「…渚?」

「はぃ…?」

「………。
(テンション低…)

高等部着いたけど…」

「うん…」

「どうした?」

「うん…」

「………。(壊れた…?)

…そんなに怖い?」

「うん…



…………へ…?

やっ!!違うっ!!!!
今のは違うっ!!!!!」

「なんだ…
やっぱり怖かったんだ。

まぁ、そうだとは思ってたけど。」

「は…?」

「学園入ってたら、いきなり態度変わったし、静かになるし。

怖いとしか考えられないだろ。」

「うっ…」

「図星か…」

「うるさいっ!!先に行くからねっ!!!」

奏斗から懐中電灯を奪って歩き始めた。

「『うるさい』って…
誰に向かって言ってるのかな?」

「へ…?----キャッ!!」

急に腕を引っ張られて、バランスを崩して後ろにいた奏斗にもたれ掛かってしまった。

「ちょっと…///」

起き上がろうとしたけど両腕を奏斗に掴まれていて起き上がるに起き上がれない状態。

「離せっ///!!!!」

「渚からもたれ掛かってきたくせに?」

「あんたが引っ張ったんでしょーがっ///!!!!!」

「そうだっけ?」

「そうなのっ!!!

もー…いいから離して…ι」

「…どうぞ、ご自由に。」

「はぁっ…?」

意味分かんないんだけど…ι

どう考えても、奏斗が離してくれないと私起き上がれないし。




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