お嬢様は元ヤンキー!?




――――――――――――
―――――――――――


暫く見回りして、今は生徒会室で休憩中。

「渚ってさぁ。

好きな奴いるのか?」

「えっ…///!?!?」

何をいきなり聞いてくるんだ!この男わっ!!!

「いるの?」

「いっ…いるけど…」

「誰?」

言えるかぁぁあああっ!!!!!!

『私の好きな人は奏斗…』

なんて絶対言えない…///

「さっ…さぁ///!?」

そう言って適当にはぐらかす。

「………。」

「そっ…奏斗は好きな人いるのっ///!!?」

うゎ…私何聞いてるんだろ…ι///

これで『いる』とか言われたら玉砕決定ぢゃんι!!!

「………。

………いるよ。」


―――――――…ガーン…


玉 砕 決 定 。


「だ…誰…?」

「さぁ?」

「はぐらかすなぁ!!!」

「お前だってさっきはぐらかしただろ」

「それはっ…ι!!」

「それと同じ。

休憩終了。見回り行くぞ。」

「はーい…」

生徒会室を出て、職員室方面を廻る事にした。

正直言って、暗すぎて何処に何があるか分からない。


っていうか…
『奏斗の好きな人』…か…

どんな人だろ…

たぶん凄く綺麗で、ボン・キュッ・ボンのお姉さんとかなんだろうなぁ…

奏斗の事だから、絶対堕としそうだし…

「はぁ…」

「…ι?」

なんか凄く落ち込む…ι


――――――――――ピカッ…

「え…?」

なんか今…
光った…?

「奏斗…?」

「ん?」

「い…今…何か光らなかった…?」

「いや?」

「そ…そぅ…ι」

じゃあ、私が見たのは一体何だったの!?

人魂!?

違うよね…
うん…絶対に違う!
(↑勝手に納得。)




< 220 / 302 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop