お嬢様は元ヤンキー!?
「え…ゃ…それは…ι」
素直じゃないなぁー…
普通に『恐かったから』って言えば良いのに…
「あっ!…欠伸したら涙が出たんだよι!!!」
「………。」
なんつー言い訳だι
「…………ぁは…ι」
「………ったく…
心配して損した…」
「え…心配…してくれたの…?」
「当たり前だろ?」
「………//」
そう言うと、顔を赤くしてニヤニヤしだした。
「……顔ヤバイ。」
「………っ!!
うるさいっ//!!!」
「さてと…」
「?」
俺はそう言うと立ち上がった。
「渚、立てるか?
亮平達も捜してるから早く戻んねーと。」
「えっ!?亮平!?」
「言ってなかったか?
さっき渚が見た女の霊(?)、あれ、亮平。」
「はぁ!?」
「…まぁ、そう言うことだから、早く戻んねーと。
立てるか?」
「うん…
………ありゃ?」
「どうした?」
「………立てないι」
渚はどうにかして立とうとしているけど、なかなか立てないらしい。
「奏斗…どうしよう…ι」
「いや、どうしようも何も、こうするしかないだろ。」
「へ…?-----キャッ//!!!」
座っていた渚をお姫さま抱っこして立ち上がった。
「ちょっ…ι///降ろして…//!!!」
「降ろしたら歩けないんだろーが。
つーか暴れるな。」
「うっ…ι
………はいι」
この後亮平達と合流して、夜の見回りは終わった。
亮平は渚にボッコボコにされて半泣だったけど。
この時はあまり気にもしなかった――――…
見回りの時光っていたものが後々、
大変な事になるなんて――――…