お嬢様は元ヤンキー!?
姫にはバラを...★
「あー…妃ちゃんまだかなぁ…」
今日は生徒会がなくて、放課後、妃ちゃんと遊ぶ約束したんだけど…
妃ちゃんが来ない…。
なんか、先生に呼ばれたから教室で待っててって言われたから待ってるのに…
妃ちゃんが来ない…。(2回目)
―――――――――チャラララーン♪
「ん?」
何?メール?
機械音が静かな教室に響き渡る。
誰からだろ…?
妃ちゃんかな…?
そう思って携帯を開くと、
《Eメール 1件》
いや、そんなこと分かってるよと携帯に突っ込んでからメールを開いた。
――…何このメール…
――――――――――
生徒会室今すぐ来い。
奏斗
――――――――――
っていうか…
「奏斗にアドレス教えたっけ…?」
不審に思いながらも取り敢えず妃ちゃんに電話して、生徒会室に向かった。
そういえば私妃ちゃんとまともに遊んだことないなぁ…
いっつもどっちかの都合が悪いとかで。
さっき妃ちゃんに電話した時言われたのが『楽しんでおいで♪』って…
何を楽しむんですか…ι
そんなことを考えているとあっという間に生徒会室に着いた。
―――――――――コンコン
「はい。…渚か。
どうした?」
「あんたが呼んだんでしょーがっ!!!」
当の本人はソファーに座ってコーヒーを飲んでいる。
「分かってるっつーの。
取り敢えず座ったら?」
「……はいはい。」
そう言って奏斗の座っている向かいのソファーに座る。
「で何?このメール。」
自分の携帯からさっき奏斗から送られてきたメールを奏斗に見せる。
「そのままの意味だけど?」
――――――……コイツ…ι