お嬢様は元ヤンキー!?
「メールの内容はどうだっていい。
大切なのは今からの話。」
急に奏斗の顔が真剣になったからちょっと緊張した。
「この前の見回りの時、何か光ってただろ?」
「うん…?あ。あの人魂っぽいの?」
「(忘れてたのかよ…ι)
その正体、新聞部。」
「し…新聞部…?」
「あぁ。滅多に新聞を発行しないくせに、名だけ新聞部。」
「…なにそれ…ι
それって新聞部なの…?」
「まぁ、一応。」
「へー…ι
でも滅多に新聞作らないのによくその部活潰れないね。」
「その滅多に出ない新聞が生徒に大人気で、潰すに潰せねーんだよ。」
「………そなの?
っていうか、人魂と新聞部と私って関係あるわけ?」
「かなり関係あり。」
「マジで…?」
私新聞部に喧嘩売ったっけ…?
いや、確実に売ってない。うん。存在自体今初めて知ったし。
自問自答をしていると奏斗が口を開いた。
「実はな、あの見回りの日、なんか浸けられていたみたいなんだよなぁ…」
「な…何のために…ι」
はぁ…と溜め息を吐いてから私の目を見た。
「……知りたい?」
「え…?」
「何のために新聞部が後を浸けてきた理由。」
「う…うん…?」
何?なんかちょっと聞くのが怖いんだけど…