お嬢様は元ヤンキー!?




ニヤリと笑って話始める。



「俺とお前の関係♪」



は…?

はぁあぁぁあぁっっ!!??

オレトオマエノカンケイ!?

何それ!?

ってか関係も何も只の会長と秘書なだけじゃん!!

…『只の』じゃないか…

私が一方的に思いを抱いてるか…

「はぁ…」

「何でそこでため息吐くんだよ。

俺と噂のネタになるなんてラッキーじゃねぇか。」

「…なっ!!」


何言ってるのこの人はっ!

噂立つ事自体が嫌なんですけど!!


「…まぁ…用は、新聞部に何聞かれても無視しとけってこと。

わかったか?」

「はいはーい。じゃ私は帰りますかね。」


そう言ってソファーから立ち上がって扉に向かう。

「あ。渚ストップ。

お前明日、暇?」


明日は土曜日で学校が休み。

妃ちゃんとも遊ぶ約束してないし…


「ぇ…?明日…うん。特に予定は…」

「じゃ明日10時に門の前に来い。

あ。私服でいーぞ。」

「うん…?わかった。じゃーね。」

「ん。」

―――――――――バタン




――――――――――――
―――――――――――



「明日10時に門って…
なんでだろ…?」


1人で帰りながら呟く。





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