お嬢様は元ヤンキー!?
「…というのは冗談で。」
「……ι」
「…決心はついたのですか?」
「あぁ。
もう渚には傷ついてほしくない。
渚には…
生徒会を辞めてもらう。
…もう…決めたんだ。」
この考えは…大分前から考えていたこと。
さっき…渚が教室を出たときに…
渚の泣きそうな顔を見た時に…
答えが決まった。
「渚には、生徒会を辞めてもらう。」
「…奏斗が決めたなら反対はしませんわ。生徒会長ですもの。
でも、それが…渚ちゃんにとっては余計…傷つくかもしれないんですのよ…?」
「分かってる。」
俺は…
こんなことでしか渚を守れないから。
「それはいつ言うんですの?」
「……今日言うよ。」
「―――…!!!?…いきなりすぎませんこと?」
「突き放すならいきなりの方がいい。」
わざわざ未練ったらしく言うよりは…
…渚――――…