お嬢様は元ヤンキー!?
――――――――――――
―――――――――
【渚side】
「脅迫状、読んでくれたかしら?」
連れてこられた場所は体育館裏。
定番な…ι
「はい。」
うわ~…
この人よく見たら化粧濃っ!!!
っていうかこの人だったんだ。
脅迫状の犯人。
「だったらなんで生徒会を辞めないの?」
「私は生徒会を辞めさせられるまで辞めません。」
「生意気な…」
「…先輩は、奏斗のなになんですか?」
「私?私は奏斗様のファンクラブの会長よ。
よく覚えておいて。」
「はぁ。」
ファンクラブなんてホントに存在したんだぁー…初耳…
「――…っ!?…聞いてる!!?」
「はい!?」
「…はぁ…全く、奏斗様はこんな女の何処がいいのかしら…
良いこと!?金輪際、奏斗様には近づかないで。分かった?」
「………」
「何?その態度。ムカつくんだけど。」
…態度も何も私ただ下向いてただけなんだけど…ι
「…あの…」
「何よ。」
「先輩、キレてます?」
「はぁっ!?」
あ。キレてる…かも。