お嬢様は元ヤンキー!?




「私の悪い癖。そう分かっていても考えてしまう。だから怖いんだ。1人っていうのは。

……でもね、私が今一番怖いことってね…」


「うん」


「『奏斗に嫌われる事」なの。」


「―――…っ」


「やっぱり…いつも傍にいてくれたから。
そりゃね、ムカつく時が大半だったけど、それもたのしいから。」



………ちょっと待ったι
私何言ってるの!?

今言った事ってほとんど…



「――…クスッ」


「…奏斗…?」


「渚…なんか今の『告白』みたいだけど…」


やっぱりですかぁっι//!!!


「ホントおもしろいわ。おまえ。」


…抱き締められていて顔は見えないけど、奏斗は今きっと笑ってる。


私は…

その笑顔を隣で見ていたいの。

ずっと。


だからもう、伝えていい?

私の気持ちを…




< 269 / 302 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop