お嬢様は元ヤンキー!?
「…って優奈大丈夫?顔色悪いよ…保健室行った方が…」
座っている優奈に近づいてしゃがむ。
「大丈夫?」
熱…?
そう思って優奈のおでこに手を伸ばした。
…ら…
「――――…やっ…!!!」
―――…パンッ!!!
「――――……!!?………優…奈…?」
……手を祓われた。
まるで触ってほしくないかのように…
「―――…!!!……渚ちゃん…」
「優奈…?…大丈夫?」
「いえ…。あの…ごめんなさいっ…」
「大丈ー夫っ!! 優奈こそしんどかったら遠慮なく言ってね?
奏斗だっけ?生徒会長室に居るの?」
「…はい」
「そっか。…じゃあ行ってくるね。」
私はその場に立ち上がって生徒会長室に向かう。