お嬢様は元ヤンキー!?
「………話し…って何?」
「あぁ…」
「―――…?」
「………。……ふう…」
奏斗は1度大きな深呼吸をして、
生徒会長専用の椅子に座り直した。
「渚。お前、明日から生徒会…来なくていい。」
「…え―――…?」
……生徒会…に…来なくていい…?
「どういうこと…?」
「単刀直入に言う。
渚、お前は生徒会役員を解雇する。」
「―――…!!?」
「新聞部にあんな大きな記事を書かれて、いい加減頭にきていた。
アレは俺の不注意でもあるが渚にも悪い所もある。」
「………」
待って…
頭が追い付かない…
私…
生徒会役員を解雇されたの…?
「新聞部はきっとまだ諦めていないし、これからもお前に付きまとうだろう。
俺等が近くにいたら有ること無いこと書かれそうだし、そしたらまたお前に何があるか分からない。
……お前の為だ。分かってくれ。」
そう言うと奏斗は俯いた。
…っていうことは私は私の為に生徒会を辞めなきゃいけないの…?
奏斗は私の事を考えて言ってくれてるの…?
でも…