お嬢様は元ヤンキー!?




「純也だって今まで、仕事、仕事だったじゃん。
仕事の前はずっと女遊びだったし?
純也然程頭悪くないし勉強なんてしなくて大丈夫でしょ?」


翼はニヤニヤしながら言う。


「女遊びって…ι 最低ー…」


「ゔ…ι」


「暁さん、純也も俺も決定で。」


「翼…ι てめぇ…」


「2人目、3人目決定… 渚は?」


「…私…は…」


私は…


「…守られるほど…弱くない。」


「………!!!」


「渚…」


「みんなの気持ちは嬉しいよ?
でも私はみんなに守られるほど弱くない。


それに私が行かないとジュエルが潰れる。
それだけは絶対に嫌。

今の私があるのはジュエルがあるからよ。

…あの時、確かにジュエルに救われたの。


だから今度は私がジュエルを守る。」


「なぎちゃん…」


「――…クスッ…

流石クイーンだな。決心はお強いようで…

だがな、ずっと監禁するとは言ってない。
ただ、華月乱風を潰す機会を伺うだけだ。

お前の為と言ったこいつ等の思いを無駄にするな。」


「―――…っ」


「約束してやる。

お前を傷つけない。
ジュエルも潰さない。

…それでどうだ?」




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