お嬢様は元ヤンキー!?
「隆之っ!!!私達も出よっ!!!!」
「んぁ?あぁ。入学式終わったの?」
「うん。結構短かったよ。てか早くクラス表見に行こっ!!!」
体育館を出たら生徒の大群…ι
私人混み嫌いなんだけどなぁ……
……あ。そだ。
「ねぇ、隆之ってさぁ、緒方家の執事さんだよね。」
「あぁ。」
「じゃぁ私の言うことも聞いてくれるよね。」
「……。(嫌な予感…)」
「ちょっと見てきてくれない?私ここで待ってるから。」
「はいはい…。」
それだけ言って隆之はすぐに大群の中に消えて行ってしまった。
行かせたのは良いけど暇だなぁ……。
ぼぉーとしてたら、
「嘘っ!?渚ちゃんっ?」
いきなり声をかけられた。