お嬢様は元ヤンキー!?
―――――ピリリリリリー♪
携帯の着信音が鳴った。
「あんた学校の時ぐらい電源切っときなさいよ…ι
誰から?」
「"噂をすれば"…だな
どうだ?」
俺は電話に出た。
もちろん相手は優奈。
《……見つけましたわ。》
「そうか。サンキュー。」
《あー、教室行きましたわ…
3組みたいですわ。》
「俺も3組だし。」
《嘘っ!?
今年もなのですの…ι
いい加減にしてほしいですわ……》
「それはこっちの台詞だ。切るぞ。」
《えぇ…ι》
ツーツーツー…と
機械音が鳴る。
「誰?優奈?」
「あぁ。見つけたらしいぞ。」
「誰を?」
「こいつ。」
そう言ってババアに貰った写真を見せた。
「なんだ渚ちゃんか。
そういえば渚ちゃんってね、奏斗のテストの点抜いたのよ♪」
「は…?
まじで…?」
「うん。奏斗の合計点数が494点だったテスト。
渚ちゃんは498点だったのよ。」
「まじかよ…」
「まじまじ。大まじ。
だから渚ちゃんには強制的に生徒会入ってもらうことりなりましたー♪」