お嬢様は元ヤンキー!?
「お前体育館裏の時から知ってたのかよ。」
近くのソファに座った優奈に聞いた。
「知ってましたわよ?」
「なんで言わなかったんだよ。」
「聞かれなかったからに決まっていますわ。」
「………。」
「大誠君来ないけど担当だけは言っとくわね。」
「生徒会長、奏斗。」
「……。」
「副会長、優奈。」
「はい。」
「企画、小明ちゃん。」
「はーい!!」
「書記、亮平君。」
「了解でーす。」
「で大誠君が会計…
まぁ去年と全部同じだから、あんまり気にすることもないか。
そして今年はもう1人。
1-3の緒方 渚ちゃん。」
「えっ?緒方ってあの緒方!?」
「そう。今、日本企業トップの緒方グループの娘さん。
編入組だけど、
テスト受けてもらったら以外と良くてねー…」
何故か俺のほうを見てニヤニヤしながら話すババア。
「その、緒方さんの担当はなんですの?」
「んー…ι 今それを悩んでるのよ…。
会長、副会長、企画、会計、書記。
全部埋まってるから…。
この際奏斗が決めてよ。」