お嬢様は元ヤンキー!?




「お前体育館裏の時から知ってたのかよ。」

近くのソファに座った優奈に聞いた。

「知ってましたわよ?」

「なんで言わなかったんだよ。」

「聞かれなかったからに決まっていますわ。」

「………。」

「大誠君来ないけど担当だけは言っとくわね。」

「生徒会長、奏斗。」

「……。」

「副会長、優奈。」

「はい。」

「企画、小明ちゃん。」

「はーい!!」

「書記、亮平君。」

「了解でーす。」

「で大誠君が会計…
まぁ去年と全部同じだから、あんまり気にすることもないか。

そして今年はもう1人。
1-3の緒方 渚ちゃん。」

「えっ?緒方ってあの緒方!?」

「そう。今、日本企業トップの緒方グループの娘さん。

編入組だけど、
テスト受けてもらったら以外と良くてねー…」

何故か俺のほうを見てニヤニヤしながら話すババア。

「その、緒方さんの担当はなんですの?」

「んー…ι 今それを悩んでるのよ…。

会長、副会長、企画、会計、書記。
全部埋まってるから…。

この際奏斗が決めてよ。」




< 82 / 302 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop