お嬢様は元ヤンキー!?




「わかったわ。

あっそうそう。これ。渚ちゃんのデータ。

なかなか面白い子よ。」

そう言って数枚の紙を差し出してきたババア。

「……特にトップシークレットが。」

ふふっと笑う姿がキモかった。

「それしっかり見といてね。

あっそれと……
優奈でいいわ。

渚ちゃんの顔、分かるわよね?」

「えぇ。」

「じゃあ11:30になったら1-3まで渚ちゃん迎えに行ってくれる?

で生徒会室の前に学園長室に連れてきて。」

「構いませんけど…
どうしてですか?」

「渚ちゃんってちょっと天然混じりでね…

超方向音痴なのよ。」

「そうですか。
でわ11:30に迎えに行きますわ。」

「ごめんね。よろしくー。

じゃあ私はこのへんで。」

そう言って生徒会室から出ていった。

「学園長が言ってたトップシークレットって、"《ジュエルのクイーン》ってことかなぁ?」

資料を見ながら言う沙岸。

「え?でもジュエルのクイーンっておらんくなったて噂ぢゃなかったんか?」

「だから、
高校に上がるから、
クイーンは止めたみたいな?」

「あぁーなるほど。」

勝手に妄想すんなよ…

「あら。
渚ちゃんの得意料理
『和食全般』…
ですって。よかったですわね。奏斗。」




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