TIME☆1
「んで、結局昨日未央は
どうしちゃったわけ?
健司と話したとこなんて
見たこともないくらいの仲だったのに
いきなりあんなこといって。」

私は健司に
謝ったあと真紀に
あれこれ問いつめられた。

「えっ、私って健司と話したことなかったの?」
「いや、そんなことあたしに聞かれても。」
「だよね・・・。」
「てかさぁ、未央って
実は健司のこと好きだったっけ。
そんな話一度も聞いたことないけどぉ?」
「べ、別に。好きじゃ(てか、結婚する相手だし)」
「あ、やっぱ好きなんだ。」
「まだ、そんなこといってないじゃん!!」
「はいはい。」
「もう。」


でも、そう言われてみれば
なんで好きに
なったんだっけ・・・。
なんだろ。
なんか思いだせない。
すっごい大事なことが
確かにあったはずなんだけど。
うーん。。。


「おーい。」
「・・・」
「未央ぉー」
「・・・」
「あっ、健司だ!!」
「えっ、うそ!?
どこ??」
「うそだよ。
やっと反応した。」
「う、うそぉ??
真紀ひっどーい。」
「だってー、
未央が反応してくれなかったんだもん。
でも、健司のこといったら
反応してくれた♡」

にやける真紀。
相変わらず高校時代から
そういう話には
にやけるらしい。

「って、こら。
なに笑ってるのよ。
そこは否定しなさーい。」
「はいはい。
やめてー。」
「感情がこもってない!!」
「やーめーてー」
「違う!!」

それから
真紀の変な指導が延々と
続いた。








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