TIME☆1
「んな!
んなわけないでしょ!!」

なぜかそこは必死だった。

「本当おもしろいよ。
気にいった。
俺これから未央に
つきまとうかも。」
「はっ?
やめてよ。
私、そういう人嫌い。」
「じゃあ、どういう人が好きなわけ?」
「うっとうしくない人。」
「えー。じゃあ、あんま
未央に近寄れないじゃん。
でも、席隣だから
授業中はよろしく☆」

そういうと、浩人くんはどこかへ去った。


はぁ。
ひとまずこれでいいんだよね。
過去と同じに
するのも大変・・・。
もう、やだよー。
はやく未来に戻りたい。



裏庭でボーっとしてると

「おーい。未央。」

という声がきこえた。

「探したんだよ。
そもそも、未央が倒れたとき
あたしが保健室まで
運んだんだから、
起きたら私んとこきなさいよ。」
「ごめん。
真紀。心配かけて。」
「もぉ~。
あんた最近謝ってばっか。」
「ごめん。」
「はぁー。
わかってないなぁー。
そういえば、さっき
浩人くんと何話してたの?」
「あ、いや・・・、
ちょっと。」
「何?
言えないこと?」
「違うけど、なんて説明したら
いいか・・・」
「ふむ。それは気になるな。」
「本当、たいしたことないから。」
「あっそぉですかぁ。
未央は隠し事多いなぁー。」
「なんで隠し事多いのよ!?」
「この前なぜ建司にあんなこと
いったのか、とか。いろいろ」
「あ、そっか。」

すっかり忘れていた。

「もう、いいから、
気にしないで。
時がきたら話すよ。
多分」

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