TIME☆1
次の日
「浩人おはよ!」
「おはよ。」
そういうと
スタスタと歩いてく。
「……。」
また、次の日
「浩人おっはよぉ♪
今日はテストあるけど頑張ろうねー!」
「うん。そだね。」
またしてもスタスタ歩いてく。
次の次の次の日
「今日は天気悪いねー。
体育大丈夫かな?」
「さぁ。」
う…
み、短い…。
何でそうなるのよ。
あたしがキスすればよかったの?
ねぇ、浩人…。
前みたいにもうなれないの…?
その日のお昼休み
私は屋上に行った。
ていうより
あの日以来行くのが日課になっている。
もちろん常連の建司もいる。
「はぁ…。」
「どうしたの?最近くらいな。」
「うん…。」
「なんか悩みあるなら
俺に言えよ。」
浩人のことだなんて言えない。
言えるはずないよ…。
「…。と、友達にさけられてて。」
「友達って、いっつも一緒にいる真紀さん?」
「違う仔。」
「んで、なんでその仔に避けられるの?」