TIME☆1




いうわけで。
HR終わってから
頑張って
浩人に話かけた。

「浩人!」

「何?」

や、やばい。
心臓がバクバクだ!

「あ、アノネ、
今週ノ土曜モドッカ行カナイ?」

「…ごめん。」

予想外だった。

「え…。」

「用事入ってる。」

「じゃあ、他に空いてる日は?」

私は焦っていた。
だけど、浩人は無表情で
淡々と続ける。

「俺、部活の大会がちかいから
あんま暇じゃない。じゃ。」


何それ…。
なんで、そんな顔で
言うのさ。
なんで、すぐに私から離れるの?



なんか、ムカつく。


スタスタ

教室にあたしの靴の音だけがきこえる。

ガシッ

「いい加減にしなさいよ…!」

泣きそうだった。
それでも私は強く浩人の腕を
つかんだ。

「別に、これないならいい!
でも、そんな風にあたしと接するのやめて!」

「……。俺…、
未央に手ぇだそうとしたんだよ。」

「知ってる。そんなのいいって
言ってるじゃん。」

「よくない。
俺は未央と友達でいたくないんだ。」

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