君を愛した証―上―
フワッ・・・
体を前に押し出して、落ちる。

ガタンガタン、ガタンガタン・・・

ばいばい・・・

きっと私が目覚めることは
もう二度と、ない・・・。


けど、私は・・・目覚めた。

ま、本物は意識不明の重体!

『まだ・・・生きなさい。
あなたには、やり残したことが
あるわ・・・』

まっすぐまっすぐ、前に進む。

「誰・・・?」

ピカッ!!

眩い光が、私を包み込む。

「先生―ッ起きましたぁ!!」



ここは・・・どこ?
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