眠り姫

「また、見とれてんの??」

パチッと目を開け、また森野は私に意地悪な笑顔を見せた。


「なっ!?ちっ違うよっ!!
そっそうだっ!!
日誌持って行かなきゃ!!
じゃあね!!」

と私は鞄を持ち急いで、教室を出ようとした。



焦った私は、飛び出していた椅子につまずいた。


「きゃっっ」



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