すれ違い注意報!!
「からかってる?」
ゆうちゃんが私に聞いてくる。澄んだ瞳から目をそらせない。
「からかってないよ…私はずっとゆうちゃんのことが好きだったんだよ」
泣きながらいう。絶対にいまの顔はヒドイだろうと想像しながら。
「ま、まじで?」
目を大きく見開き、口をポカーンとあけている。
「本当だよ…私はずっとゆうちゃんが好きだっ…きゃっ」
いきなり腕を引っ張られて着地した場所はゆうちゃんの腕のなか。
そうしてゆうちゃんは私に甘い言葉をささやいた。
end