すれ違い注意報!!
おまけ
「…ねえゆうちゃん」
なに、と私の顔を覗き込みながら返事をしてくる。
「そういえば、彼女は?」
私が一番ききたかった疑問。
「はぁっ!?」
眉をひそめてなにいってんだこいつ、という目で私をみてくる。
「っ、だって、さっき家の前にいた女の人は?」
さっきの光景を思い出して、唇をギュッとかむ。
「…あれは彼女なんかじゃねえよ、」
「じゃあなんで…」
キスしてたのっ!?って言葉を飲み込んだ。なんとなくいいたくなかった。
「あ~、えっと…あれはな…」
髪の毛をクシャッて握りながら私をみていった。
「セフレってやつだ」